11章 本当の自分を一緒に探す旅


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  • 東播磨カウンセリング研究会総会対談 2018.4.29
    「福祉の事例をこころと演技から理解する」

    劇作家・演出家     中原和樹
    東播磨カウンセリング研究会会長・心理カウンセラー いなまつゆか

    心理カウンセラーのいなまつゆかが、役者をしている娘を通じて知り合った、劇作家・演出家の中原和樹さんと対談をしました。

    中原さんは、箱庭療法に興味を持ってくださり、それを知ったいなまつが、東京に中原さんのワークショップを見学に行きました。その感性のすばらしさにうたれ、対談を希望したことから始まった企画です。



    い そうなんですね。一緒に探していく旅っていうのは、まさしくカウンセリングもほんとに一緒で、おっしゃった通り、本人が一番わかってるとはいえ、わかってない、

    中 そうですね。

    い 内心は違う、それも意識できてない、心理では無意識っていうんですけど、意識できてない部分に、わたしたちは結構動かされているんですけど、周りからみると、ちょっとみえるときがあるんですよね。

    中 うーん。

    い こう、言ってる、思ってることと違う気持ちが無意識の中にあるっていうのがある。カウンセラーは、なかなか「あなたそう思ってるけど、こう思ってますよね」とは言えない、言えないんですけど、そこをすごく感じようとして、

    中 うーん。

    い 指摘はしないけど、ああ、こういうのがあるのかも、それこそ、しれないな、本当はわからないから、こうかもしれないな、本当は意識できてないけど、今回の人だったら、自分はこうやって言う通りにしてきた、がんばってきた、っていうのは意識できたけど、実はもっと自由になりたいとか、

    中 うんうん。

    い なんか、いろいろ、もしかしてあるかもしれないな。その辺をすごく否定しておられるけど、しんどくなる、自分が本当にやりたいことと離れて生きておられますよね。やるべきことを一生懸命やってきた、でもやりたいこととかって、

    中 うん。

    い 多分、ずっと押し殺して、わからなくなってるんじゃないかなって、でもきっとおありのはずなんですよね。

    中 うん。

    い で、多分このままカウンセリングをしていったら、それを探す旅に出るのかなっていう、そこは多分ソーシャルワークとは若干違うのかもしれませんけど、

    ま、似てるところもあるのかもしれません。御本人のしあわせのために、社会福祉の皆さんは支援すると聴きましたから、アプローチは違うんですけど。やっぱり私もしあわせのためにやってる。

    中 うんうん。

    い そしたら、御本人が自分らしく、いきいきと、「ああ、私は私だ」って思えるのをゴールにしてるんですけどね。そこを1人じゃ厳しいので、それってね。

    中 そうですね。

    い それをやりとりしながら、わからないんだけど、わからないんだけど、って思いながら、2人で一生懸命探す旅に出る。

    中 そうですよね。

    い っていうのが、すごい、一緒だなって思いましたね。

    中 長旅ですね(笑)。

    い そうですね。1年ぐらいやってても、「全然わかってなかったな。ごめんなさい」「あのとき、実はああいう風に思ってたんです」「ああ、そうなんですね。すみませんでした」みたいなことが、全然あるので、

    その河合隼雄先生が、こころなんて、わかるもんじゃないっていうのは、おっしゃる通りでございますって、思うんですけど、そのなかで、1つの手がかりが、感性。

    中 ふん。

    い センサーだと思うんですよね。磨いていかなきゃいけないですね。

    中 そうですね。



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  • (申込み・問い合わせ先)
    東播磨カウンセリング研究会 (岸本秀子方)
    e-mail  higashiharimac@gmail.com


       

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