13章 こころのエネルギーを惜しまない


  • 最初から読む
  • 12章へ
  • 14章へ


  • 東播磨カウンセリング研究会総会対談 2018.4.29
    「福祉の事例をこころと演技から理解する」

    劇作家・演出家     中原和樹
    東播磨カウンセリング研究会会長・心理カウンセラー いなまつゆか

    心理カウンセラーのいなまつゆかが、役者をしている娘を通じて知り合った、劇作家・演出家の中原和樹さんと対談をしました。

    中原さんは、箱庭療法に興味を持ってくださり、それを知ったいなまつが、東京に中原さんのワークショップを見学に行きました。その感性のすばらしさにうたれ、対談を希望したことから始まった企画です。



    い だからもう、こころのエネルギーをめちゃくちゃ使いますよね。

    中 めちゃくちゃ使いますね。それこそいらっしゃったワークショップを午前中にやったりするんですけど、お腹がものすごくすくんですよね。めちゃめちゃお腹がすいたり、その日のエネルギーを一気に使ったりしますね。

    い ワークショップのときに、役者さんは、すごく大きな声を出したり、動いたりするけど、中原さんは、座って、観てるだけなんですよね。

    中 そうです。観てるだけですね。

    い 観てる感じですよね(笑)。カウンセラーもそうなんですよね。座って、「大変ですね」とか言ってるだけだから、なんにもしていないですよ、注射の1本もしないからね、だけど、何本も(カウンセリングを)した日は、うわああってすごく消耗します。

    それは、まあやっぱり、こころのエネルギー、こころはエネルギーと言われてるんですけど、すごいことですね。でも、どれだけ使うかですよね。

    中 そうですね。

    い 惜しまないですね。

    中 惜しまないですね。そう、惜しんでしまうとわからなかったり、役者と向き合えなかったりもするんですよね、僕の場合は。

    い ああ。役者さんにしても、本気出してないだろうというのがあるとやっぱりまずいでしょうね。

    中 本気だったよね(キャストに)。

    い さらけだしてますね。

    中 ワークショップじゃなくて、稽古のときは、肩がこる、肩がめっちゃこるんですけど、ああっとかなって。あと、役者同士がどうしてもちょっと、約束事を優先しちゃったり、そのときの感性や気持ち

    い そのときの気持ちじゃなくてね。

    中 そう、それもまあ、たまにあるんですよね。稽古だから仕方ないんですけど、そうすると、「ああ、違うんだよな」ってなるんですけど、でもやっぱり、最後までやるのが大事だったりするんで、ここ(肩)になんか蓄積されていくんですよね。

    うわあ、んんって、こうなってるんです。よく稽古で。暴れてますよね。

    い 言わないんですね。そのときは言わない。言うときもあるんですか?

    中 言うときもありますね。言うときもありますけど、

    い 約束事になってるよって言わない。

    中 そうですね。どうしてもそこで、嘘をついてしまうと成り立たなかったり、ほんとに大事なときに嘘をついちゃう、嘘をつくっていうと、一般的な嘘をつくっていうよりも、

    自分の気持ちより別のことを大事にしてしまったり、正直じゃない瞬間に言ってしまうこともありますし、でもそれを通過して、どう続けていくかていうこともあるんで。

    い さっきの、いっしょで、「一緒に考えていきましょう」って言われて、段取りとしては「はい」って言わなきゃいけないけど、言わない、言えないみたいな。

    中 というときもありますし、

    い 逆に思ってないのに、「はい」って言っちゃうと、

    中 言ってしまうときも、

    い そうすると「違う違う」ってなる

    中 だめ出し(後で注意するメモ)に書いたり、止めたりはしますね。

    い ううってなるわけですね。

    中 なりますね、ううって。すごい肩こってますね、よく。

    い (笑)多分、話を聴く場所っていうのがあって、肩で聴いてるんでしょうね。

    中 そうですね。



  • 最初から読む
  • 12章へ
  • 14章へ


  • (申込み・問い合わせ先)
    東播磨カウンセリング研究会 (岸本秀子方)
    e-mail  higashiharimac@gmail.com


       

    受講者の声

    教材

    世話人