6章 流れで感情を理解する


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  • 東播磨カウンセリング研究会総会対談 2018.4.29
    「福祉の事例をこころと演技から理解する」

    劇作家・演出家     中原和樹
    東播磨カウンセリング研究会会長・心理カウンセラー いなまつゆか

    心理カウンセラーのいなまつゆかが、役者をしている娘を通じて知り合った、劇作家・演出家の中原和樹さんと対談をしました。

    中原さんは、箱庭療法に興味を持ってくださり、それを知ったいなまつが、東京に中原さんのワークショップを見学に行きました。その感性のすばらしさにうたれ、対談を希望したことから始まった企画です。



    い たとえば、仕事をしていない、まあ専業主婦の人だったりすると、介護の担い手として、「時間がありますよね」って言われるかなとか、「都合つきませんか」って言われることが多分多いんですけど、それが言われるのが嫌で、仕事をしている人もいるかもしれない。

    それは、時間があるからやれるってもんじゃないっていう、そこに私はこころがからんでいると思うんですね。

    それは、たとえば忙しくても、時間さいてお父さんにやりたいって思うと、まあできるんだけど、こうお父さんだけど嫌いで、もうなんでこの人の世話をしなきゃいけないの、って思うのでは、違っててくる、それこそ、いろいろあって、今がある。

    この方の場合も、お嫁さんと言われる人とうまくいかなかったりとかして、子どもたちとうまくつながれない、っていう、ちょっとせつないなあと思います。そのあたりはこう一生懸命やってきたでしょう、お母さんに言われて、こうやったら絶対しあわせになると思って、

    まあ受験と一緒ですよね。一生懸命勉強して、いい大学に入ったらしあわせになるんだよみたいなことを言われて、大学に入ったら、「あれ?」みたいな、なんてこともないぞ、ってなったら、次就職だよって言われるみたいな、

    なんかその、主人公の方の、一生懸命やってきたからこそ、お嫁さんともいろいろなんかあったのかな、みたいなね。

    中 ああ、そうですね。

    い そんなのも感じたんですよね。

    中 そうですね。

    い そのお嫁さんのくだりのところも話し合いました?

    中 話しました。その、なんのことなのか、子どもさん、お孫さんの、教育方針なのか、おっしゃってた、別に悪気があってとか、いじめたくてやってたわけではなくて、自分の思いで、アドバイス、よかれと思ってやったことなのに、

    やっぱりお嫁さんは、たとえばそのときに、すごくご自身の仕事がすごく忙しい時期で(うん)もしかしたら、余裕がある時期だったら受け止められたかもしれないことを、主人公のお母さんは、たまたま忙しい時期に言ってしまったのかもしれないって、

    そこから、ちょっとした掛け違いだったのかもしれないっていう話をしていましたね。悪気じゃない。悪意じゃないっていう感じですね。

    い いわゆるドラマでよくやるような、嫁姑じゃなくて

    中 あ、じゃないですね。

    い じゃなくても、うまくいかないことも

    中 そういっぱいある

    い ありますよね。

    中 ほんとにその人のそのタイミング次第だとも思うんですね。人生における、

    い こういうの、たとえば私がカウンセリングをするとしたら、「わあ、今までお母さんの言うことを信じて一生懸命がんばってきはって、この結果なんだ」みたいなのを、言葉でちょっと表しにくいところを、すごく感じながらお話を聴くかなあって今聞いてて思いましたね。

    すごい、せつない。がんばった子にはなんかおやつもらえるはずじゃないの、なんにもない上につらいぞ、みたいな・・・感じでしたね。



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  • (申込み・問い合わせ先)
    東播磨カウンセリング研究会 (岸本秀子方)
    e-mail  higashiharimac@gmail.com


       

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